相続税が課される財産には、現金、預金をはじめ、有価証券、貴金属類、自動車、電話加入権など、およそ金銭に換算できるものは全て含まれます。
相続財産の中で最も大きいのが、全体の約7割を占める、土地を代表格とする不動産です。
具体的、どのくらいの財産に相続税がかかってくるかをみてみます。
まず、基礎控除は、
5,000万円+(1,000万円×相続人の数)
の算出式で計算された額になります。
相続税は、相続財産の合計から借金などのマイナスの財産や葬式費用を差し引き、さらに上記の基礎控除を差し引いたものが、相続税の対象となる財産(課税遺産)となり、これをベースに算出されます。
さらに、配偶者には、遺産の1/2(法定相続分)あるいは1億6,000万円までであれば、相続しても無税となる特例があります。
相続税の節税対策としては、このようなことを考慮する必要があります。