固定資産税は、土地や建物(他には償却資産も対象)の所在する市町村によって、毎年1月1日現在固定資産課税台帳に登録された所有者に対し、その資産価値に応じて課税される税金で、地方税です。
土地や建物は、3年に1度、各市町村ごとに評価替えを行い、その評価額が「固定資産税評価額」として固定資産台帳に登録される仕組みになっています。
この固定資産税評価額を基準に調整を行い、「課税標準額」が決定されます。
この課税標準額が、固定資産税の税額を算出する際の課税標準となるのです。
固定資産税の税額は、通常、課税標準額に1.4/1000を乗じて算出された額となりますが、市町村によって税率は異なりますので注意が必要です。
なお、算出された額が、土地なら30万円未満、建物なら20万円未満である場合には、固定資産税は非課税となります。
固定資産税は、各市町村から納税義務者(1月1日現在の土地や建物の所有者)に送付される納税通知書によって納付します。
固定資産税の納期は、通常、4月、7月、12月、翌年2月の計4回に分かれます。
固定資産課税台帳に登録されている固定資産評価額に不服がある場合は、各市町村の固定資産評価審査委員会に審査の申出をすることができることになっています。