エンジェル税制とは?

エンジェル税制とは?

エンジェル税制とは、ベンチャー企業による個人投資家からの資金調達をサポートするために創設された税制優遇措置です。

具体的には、創業期のベンチャー企業に対して、個人投資家が投資を行った場合(金銭の払込により株式を取得した場合)、その投資を行った時点と、売却を行った時点(譲渡等により利益・損失が発生した場合)のいずれの時点でも税制上の特典を受けることができる制度です。

税制の優遇措置としては、次のようなものがあります。

  • 同一年度の株式譲渡益について、ベンチャー企業に対する投資額分だけ課税を繰り延べることができる。
  • ベンチャー企業の株式を3年超保有して、①公開前であって一定の要件を満たした売却をしたとき、②公開後であって、その公開後3年以内に売却したときは、譲渡益を1/2に圧縮することができる。
  • 公開前に当該株式の譲渡により生じた損失を、その年の翌年以降3年にわたって繰り越して、他の株式譲渡益から控除することができる。

エンジェル税制を利用するには、その投資対象となるベンチャー企業、投資家が、エンジェル税制の対象要件を満たしている必要があります。

エンジェル税制の対象要件を満たしているかの確認は、資金調達前、資金調達後のいずれの時期においても可能であり、最寄りの経済産業局で確認を行います(確認の申請はベンチャー企業が行います)。

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