国税庁のまとめによると、2007年分の所得税の確定申告のうち、インターネットによる「e-Tax」(国税電子申告・納税システム)を利用した申告が、前年の約7倍の約363万4千件だったことが明らかになったようです。
e-Tax利用率は16.8%で、目標の3%を大幅に上回った結果になっています。
国税庁は、e-Tax利用率の当面の目標を「2010年度で50%」としています。
国税庁では、ホームページから手軽に申告できるようになったことや、e-Tax利用者には最高5,000円の税額控除の特典があることなどが、e-Tax利用率の大幅アップの要因と分析しています。
ただ、e-Taxによる申告の半分以上が、税務署のパソコンで体験的に申告したものといいます。
国税庁では、「自宅でのe-Tax申告の普及が今後の課題」とコメントしています。